ストレスで歯がボロボロに、、、

ストレス貯まってませんか?

ストレスが歯周病の原因に

こんにちは!

歯科衛生士の梶下です☺

皆さんストレスたまってませんか?

ストレスの社会とも言われるように、多くの人がストレスに晒されながら生活をしています。

人がストレスに晒されると、主に交感神経が優位になり唾液の分泌が減少します。
緊張した時、口の中がカラカラに渇く経験をされたことがあると思います。
これは、交感神経が優位になり、唾液の分泌が低下したことによるものです。

唾液の中には、ラクトフェリン、リゾチーム、免役グロブリンなど、様々な歯周病菌に対する免疫物質が含まれています。
これらが抗菌性を発揮します。

また、交感神経が優位になったことによる唾液量の減少により、
自浄作用が低下し歯周病の原因菌が増加しやすくなります。

ストレスをうけると、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモン分泌され、
副腎からコルチゾールに代表される副腎皮質ホルモンが更に分泌されます。

コルチゾールは、免疫活動を担うリンパ球の働きを低下させ、やはりこれも歯周病に悪影響を及ぼします。

以上のように、免疫力の低下によりストレスは、歯周病を進行させる可能性があるのです。

皆さんが無意識に行っている行為で、歯周病に影響する事があります。

それは、食いしばりや歯ぎしり(ブラキシズム)です。

食いしばりや歯ぎしりは、ストレスが原因で起こることがあります。

食いしばりや歯ぎしりにより、一部の歯の歯周組織に炎症を惹起させるほどの不自然な強い力が、
歯を介して慢性的に歯周組織に加わり、歯周病の進行を加速させてしまうのです。
これを咬合性外傷と言います。

食いしばりや歯ぎしりは、日中行うものと、就寝時行われるものがあります。
無意識に行われていることも多いので、なかなか改善することが難しいところでもあります。

そのため、日中の食いしばり・歯ぎしりに対しては、ご自身で意識して咬まないように気を付ける、
夜間の食いしばり・歯ぎしりは、マウスピースを口腔内に装着することで歯や歯肉にかかる負担を減少させます。
歯ぎしりや食いしばりに詳しい歯科医院で指導・処置を受けることをお勧めします。

最後に、歯周病を進行させる要因として、ストレスによる生活習慣の乱れについて触れたいと思います。

皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、強いストレスがあると、ついつい生活習慣が乱れてしまいます。

例えば、忙しかったり面倒だったりで、歯磨きをせずに口腔内が不潔になったり、また食生活が乱れて必要な栄養を摂れていなかったり、
タバコを吸うことにより歯周病に罹患しやすくなります。

お口の中の環境というのは、皆さんの生活のリズムや習慣に左右されるという事を覚えておいて下さい。

ストレスは、様々な病気に関与しますが歯周病も例外ではありません。
歯周病も早期発見と早期治療、そして何より予防が大事です。
歯周病は静かに進行していきますので、信頼できる歯科医院で定期的なチェックを受けることをお勧めします。

ストレスで歯が悪くなってしまう前に、しっかり予防していきましょう♪