電子タバコって着色しないの?
電子タバコはホワイトニングの時吸っていいの?
タバコはやめられないけど歯は白くしたい!
こんにちは!
歯科衛生士の梶下です☺
皆さんたばこって吸われますか?
電子タバコを吸われる方が最近増えましたが、
実際に電子タバコがホワイトニングした場合着色するのか知っていますか?
結論、電子タバコでは歯の着色はほとんどありません!
通常の喫煙で歯が黄ばむ原因のひとつがタールです。
歯の表面はエナメル質で覆われていますが、
タバコを吸うたびに歯の表面部分にタールが付着し続け、
目に見える形で黄色く着色していきます。しかし電子タバコ、
例えばアイコスの場合はニコチンは含まれていますが
タールはほとんど含まれていないため、
タールが歯についてしまう心配はなく、
歯は黄ばみにくいと言われています。
口臭についても、
電子タバコ特有の燻したような臭いはあるものの、
すぐに消え、朝起きた時のイヤな臭いもなくなるそうです。
歯に着色しない電子タバコ!なんて優秀なの!
※喫煙をオススメする訳ではありませんが(笑)
歯は人の印象を左右します。
歯の色が違うだけで恋愛も就職も、
人生ちょっと変わる気がします。
現在歯の着色でお困りの方は当院のヤニ取りクリーニングもお勧めです。
この冬は、歯のヤニを取って、
自分磨きをしてみてはいかがでしょうか?
日々が少し、明るく見えるかもしれませんよ。
また患者さんからの質問で、
治療の際に
「加熱式タバコを吸っているけど、治療に影響はあるのか?」
というものがあります。
最近、従来のタバコの代用品として、
「加熱式タバコ」や「電子タバコ」が出てきました。
「加熱式タバコ」の代表ともいえる商品は、「IQOS」ですね。
こちらは上記を吸引するという点においては同じですが、
ニコチンを摂取することを目的としたものになります。
「電子タバコ」は「VAPE」と呼ばれ、
ニコチン・タールフリーで豊富なフレーバーを楽しめるというのが売りで、
喫煙者・非喫煙者を問わず幅広い層から人気を集めています。
海外ではニコチン入りの「VAPE」も存在しますが、
日本では一般的には流通していません。
従来のタバコと比べて、
電子タバコや加熱式タバコは、
歯科領域である口の中に対してどのような影響があるのでしょうか?
従来のタバコの煙の中には、
既に知られている70種類の発がん性物質を含む
10,000~100,000相当の化学物質が含まれています。
電子タバコにおいても、
鉛・ニッケル・クロムなどの毒素は含まれていますが、
従来のタバコと比べるとはるかに少ない量とされています。
Goniewiczらの研究では、
12のブランドの電子タバコを調べたところ、
毒素のレベルは、
従来のタバコの9~450分の1程度と非常に少ない値を示しました。
ここまで従来のタバコと比較した加熱式タバコや電子タバコの利点を述べてきました。
しかし、残念ながら喫煙であることには変わりがありません。
着色という点に関しては、
従来のタバコと比べ、タールの量が少ないということもあり、
ヤニがつきにくいという「ささやかな利点」がありますが、
治療の際には、骨や歯ぐきの治癒が遅くなるというリスクが依然として伴います。
特に、インプラントや歯周外科などの処置を行う必要性がある場合は、
喫煙の有無が手術の成功率に直結します。
従来のタバコはもちろんのこと、
加熱式タバコや電子タバコを嗜む方についても、
歯科治療を受ける際は十分相談の上、
治療法を選択していただければと思います。
タバコを吸われていても、しっかりホワイトニングして綺麗な歯をキープしましょう!