歯磨きしたら血がでませんか?

放置すると大変なことになる!?

歯ぐきからの出血の原因

こんにちは!

歯科衛生士の梶下です☺

歯磨きした時に出血したという経験はありませんか?

歯ぐきの出血といってもいろいろな原因があります。

健康な歯ぐきは、歯肉に腫れがなく、きれいなピンク色で引き締まっています。
ブラッシングしても出血することもなく、歯と歯の間の歯肉が丸みを帯びていない状態です。

歯ぐきの腫れには様々な症状や原因が考えられます。
歯肉の腫れで多いのは、ブラッシング不足による歯肉炎や歯周炎ですが、その他にも歯ぐきが腫れる原因が考えられます。
では歯肉炎による歯ぐきの腫れを中心に、主な歯ぐきの腫れの症状と、原因をご紹介しましょう。

①歯肉炎や歯周炎など歯周病が原因によるもの

・歯肉炎および歯周炎
歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きのときに出血が見られる場合、歯肉が炎症を起こしている歯肉炎および歯周炎といった、歯周病が考えられます。
腫れた歯肉は赤くなっており、ブヨブヨとして締まりがありません。

歯ぐきの腫れの原因は、磨き残しです。
磨き残しがあると、お口の中の細菌が寄り付いてプラークを作り出します。
プラークはネバネバとしていて、細菌の塊です。
そこへ歯周病菌が棲みついて毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こします。

歯肉炎の場合、丁寧なブラッシングで改善することができますが、
歯周炎まで進行すると、歯石除去や歯科医院での治療が必要になります。

②歯周病以外が原因のもの

・アフタ性口内炎
歯ぐきの腫れで多い、アフタ性口内炎です。
疲れたときに起こることが多く、ビタミン剤の服用や軟膏を塗布することで改善を試みます。

・歯の根の先に膿が溜まったことによるもの
歯の根の先に細菌が入り込んで、膿の袋を作り出します。
歯ぐきに白いニキビのようなできものができた場合、この症状を疑います。
根の中に繁殖した細菌を取り除く、根管治療を行います。

・良性腫瘍
歯に合わない被せ物などが原因で歯ぐきが刺激を受け、良性の腫瘍となって白いできものができる場合があります。
外科処置を行って取り除く治療が一般的です。

・悪性腫瘍
歯肉にできるガンです。
2週間たっても口内炎の症状が改善しない、あるいは白くいびつなできものが大きくなる場合、早急に口腔外科を受診することをお勧めします。

歯ぐきの腫れには歯周病による炎症ものと、それ以外の原因が考えられます。歯周病の場合、放置したままにしておくと歯が抜けるなどなります。また歯周病以外が原因の場合も思わぬ事態を招いてしまうことが考えられます。

歯ぐきから血が出たらほうちせずに一回歯科医師に診てもらいましょう♪